1997年、それまで日本に輸入される豚肉の主要産地であった台湾で口蹄疫が発生しました。
以後、「カナダ」は台湾に代わり、日本への豚肉供給基地として一躍脚光を浴びる存在になりました。同時に、日本の食肉業界から、数多くのプレミアムポーク生産要請を受け、「麦富士」プロジェクトが動き出しました。以来約20年の歳月をかけ、カナダ産プレミアムポークのパイオニアとして、日本の皆様に好まれる豚肉作りにまい進して参りました。
「麦富士」の原料となる豚は、日本でも「有名銘柄豚」に数多く採用され、非常に人気のある「LWD」と云う品種の三元豚です。
種豚・母豚(約19,000頭)をすべて自社グループにて所有し、100%人工授精にて生産します。
20年の歳月をかけて開発した独自の遺伝子を持つ「こだわり」のカナダ育ちLWD三元豚です。
「麦富士」専用の三元豚に、カナダの良質な大麦・小麦を惜しみなくたっぷりと与えます。
日本人好みの豚肉に仕上げるため、カナダの大自然がもたらす穀物飼料を中心に、バランスよく配合した飼料です。
勿論、成長促進剤や、肉骨粉を含む動物性タンパク質は、一切使用しません。これも美味しく安全・安心な豚肉をお届けするための「こだわり」です。
プロジェクト開始以来、「麦富士」専用の三元豚を、ずっと変わらぬ限定3農場のみで育てています。3農場では、同じ遺伝子を持つ三元豚に同じ配合飼料を与え、平均175日(25週間)をかけてじっくりと育てあげます。出荷前には、一頭ずつの重量を量り、規格内範囲の体重に育った豚だけを工場に出荷します。だから、品質の安定した「こだわり」の豚肉を供給できるのです。
豚はとても神経質な動物です。愛情たっぷりに育て上げた三元豚を出来る限りストレスが掛からないように処理します。動物愛護の観点からヨーロッパで広く採用されているCO2屠畜と、最新鋭のスチームシャワーに依る脱毛処理を行い、安定して優れた肉質に仕上げております。これも、わが社独自の「こだわり」の豚肉製造方法と言えます。